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ケモッ娘変身譚その9-68

「ちょっとぉ……はひぃっ……いい加減……あんっ……脱いてよぉぉああぁおー」
 テンリの秘所にマズルを突っ込んで、中を舐め回すアリクイのリー。テンリは三度もイかされ、疲れて来たので、離れるように言っているが、リーは聞く耳持たず。まるでアリに夢中になっているかのようなありさまだ。
「もぉ……ほんとにぃぃ……あんっ、ちょっとぉー!」
 怒りが頂点に達したテンリは、思いっきり、リーの方にしっぽを振った。
「ぶぎゃぅ!?」
 すると、テンリのチーターのしっぽがリーの勃起しているあそこにクリティカルヒット。リーは長い爪で股間を覆って悶える。しかし、それでもまだテンリの秘所から顔を離さない。
「疲れたから、退いてって!」
 テンリは無意識的にもう一度しっぽをリーの方に振り、クルッと先端を曲げた。リーの前足を避け、うまい具合にリーのアソコをしっぽで掴んだ。
「ぐぎゅぉぉ!?」
「早くしないと締め付けるわよ!」
 と、言っている時点で、テンリはしっぽに力を入れている。リーのあそこに巻き付いたしっぽはぐいぐいとリーのアソコを締め付ける。
「ぐひゃぅ!!!」
 ブルブルと悶えるリー。しかし、その反動で秘所に押し込んだ長細い舌が尋常じゃないくらい早く動き始めた。
「え……ナニ……いやあああぁぁぁぁぁー!! ァンアンァンアアァンッ!」
 テンリは激しく動く舌にまたイキそうになる。しかし同時に、体を強張らせたことにより、リーのアソコに巻き付いたしっぽも強く締める。お互いが暴走を始め、止まれないループが生じた。
「ぶひょぉうにょろんがぅあひっ」
 奇妙な声を発するリーは強く巻きつけられたテンリのしっぽでイッてしまった。しかし、発射したその後も強く巻きつけられる。イッた男のあそこは非常に敏感で、イッた後に触られ続けてしまうと壊れてしまいそうになる。
「ァンアアァン、ァンッ、あー……はあはぁはぁはあ……」
 リーは本能的に危険を察知して、自分のアソコを守るために、後退した。
「はぁ……はぁ……」
 テンリはようやく秘所からリーを退け、息を整えることができた。

 カリンは目の前で起こったセックスが繰り返し頭の中でフラッシュバックして何故か涙が出た。レイラははぁはぁとうつ伏せにぐったりしている。隣にいるユウと目があったが、ユウのアソコはまだフル勃起していて、それを見るとさらに泣きそうになった。
「ブルルン……」
 ウマになった店長がアソコから精液を垂らし続ける。これが完全獣化でするプレイなのか……恥じらいなんてものは全く感じられない。
「ひぃっ……」
 ウマになった店長とカリンの目が合った。カリンは怖くなって思わず身を固くした。
 その時、勢いよく、扉が開き、タタタタっと、クルミと、手を引かれたサラが現れた。
「クルミらもまーぜてっ☆」
 クルミはプスッと自分に変身薬を注射する。
「ほら、サラも」
「え、いや……ホントにやるの?」
「いいから、やるのぉー」
 クルミはもう一つ持ってきた変身薬をサラにプスッと打ち込んだ。
「痛ッ、注射器をそんな乱暴にしちゃダメだって」
「もう、看護師目指してるんなら、我慢するのぉー」
 サラはクルミのペースに巻き込まれて、変身薬を打たれてしまった。
「ふふふ……クルミはおっきい動物が好きぃー!」
「ああぁぁ……またこの子は……」
 ムクムクとクルミの体のボリュームが増していく。

ケモッ娘変身譚その9-67

「ちょっと、店長ー! 何で表の看板、今日休みになっているんですかー?」
「そうそうー……って……えぇ!?」
 女性陣がイかされ終わったそのちょうどなタイミングで、プレイルームに文句を言いながらクルミとサラが入ってきた。二人は早めにバイトしに来て偶然、店先で会ったのだ。獣人化した男女計八人、完全獣化した店長……バイトに来て、早々、二人はカオスな状態を目の当たりにすることになった。
「へぇ……」
 通常なら、引いてしまうだろうこの光景を見て、クルミがニヤッと微笑む。
「いいな、いいな、クルミも混じりたい♪」
「え?」
 クルミの発言にサラが聞き返す。
「サラ、クルミ達も混じろうよ」
「え……でも、何がどうなって……」
「気にしない気にしない。何に変身しようかなぁ……ほら、倉庫行くよ、サラ」
「え、いやでも……」
「はいはいはい」
「あわわわ」
 クルミに手を引かれてサラと二人は変身薬を取りに倉庫に向かった。

「ハァハァハァ……」
「どう? 気持ち良かった?」
 ニコッと黒ヒツジのエツジが仰向けで息を整えているコノハに微笑む。いや、確かに気持ち良かったけど、痛かったし……自分のアソコは大丈夫なのだろうかと心配である。手を突っ込んだまま獣化とか……蹄プレイは危険だ。この人は良い人そうに見えて実は黒い……
「店長もストレス溜まってんだなぁ。僕も君とヤりたいところだけど……ハーフだからなぁ……ハーフは性器が人間と同じだから、妊娠させちゃう可能性があるんだよ。これがフルだったら、性器もケモノの形になってて、作る精子も変身した動物のだから、獣姦して出しても問題無いんだけど……うーん……まぁ、僕はいいや。でももう一つ、試したいことがあるから、ちょっと付き合ってね」
 エツジはそう言って微笑んだ。
「ハァハァハァ……」
 コノハにはもうその微笑みが黒いようにしか見えない。
「それじゃあ、行くよ」
「えっ、えっ?」
 エツジはお尻の方を仰向けに寝ているコノハの方に向けた。そしてそのままグイグイと丸いヒツジのしっぽをコノハの秘所に押しつける。
「ちょ、ちょっと、ヒツジのしっぽなんか入んないよぉ!」
 コノハは抗議した。
「そうか……さっきのでもまだ開発が足りなかったか……」
 エツジはボソッと呟き、体に力を入れた。
「ひゃんっ!!?」
 コノハのアソコにスポッと何かが入った。
「そのままがダメならヒト化させればいい」
 コノハの秘所に入ったのは、エツジのヒト化したもこもこじゃない肉しっぽだった。そして、エツジはお尻をズンズン、コノハに突く。
「あぅっ、あぅっ、あんっ!」
 男性のアソコを入れられているような大きさで、またちょっと感触が違う。しかし、これは程よく気持ちいいかもしれないと感じた。
「ハァハァハァハァ、中途半端な変身は……一番……敏感なんだ……ちんこを入れてないのに……同じくらいあふぅん……僕も感じちゃうよ……」
 コノハだけでなく、エツジもビクビクと体を震わせる。
「はぁ……はぁ……この状態で獣化したらどうかな?」
「あうんっ、えっ? あん、ちょっと、それ……はああああああああああー!!!!」
 コノハのアソコの中で、エツジの肉しっぽがむくむくと膨れ上がる。
「おおおおおおおぉぉぉー!」
 肉しっぽがコノハのアソコに締め付けられ、エツジも喘いだ。
「いや、らめぇぇぇええぇぇー!!」
 コノハは一際大きい喘ぎ声と共にイッしまい、潮が大量に出るその反動で、エツジのしっぽがスポーンと抜けた。
「あああああああああああぁぁぁぁー!!!!」
「はひぃぃー!」
 二人ともお互いの刺激により、大声で喘いだ。
「はぁ……はぁ……」
 例え短くても、しっぽの使い方は発想次第だと実感させられた瞬間であった。

ケモッ娘変身譚その9-66

「え? え? え?」
 目の前で行われる生々しいセックスを直視する形となったカリンはただ戸惑うばかり。
「いやぁっ……ああああぁぁん、あん、あああんっ! 奥……すごい当たる……あぅん、あ、あ、あ……出る出る出るぅん……いやっ、らめぇ……イ……イクイクイク――!」
 レイラの秘所から溢れんばかりの潮が飛び散る。レイラは体をビクンと大きく震わせ、体の力が抜けたかのようにガクンとなった。
「ヒヒィ! ヒヒーン、ヒン、ヒヒヒヒーン!」
 しかし、レイラがイッたことを知ってか知らずか、ウマに完全獣化した店長は狂ったようにレイラの秘所を突き続ける。
「ハァハァハァ……あ……あああああ、あーあー、ァンアンァンアァァアアあああああー、……らめぇ……また……またイッちゃうぅぅぅぅ、イッちゃうよぉぉぉおおおー!!」
 レイラは再び大きな喘ぎ声を出し、ガクンガクンと体を大きく震わせる。同時に、ウマになった店長もより激しく体を動かして……
「あああぁぁぁぁ――!」
「ブヒヒヒヒヒィィィィー!!」
 共に白く濁った体液を一面に飛び散らせた。
「ハァハァハァハァ……」
「ヒヒィ……ハッハッハッ……ヒヒン」
 店長は自らイッてしまうと、後退し、息を整える。レイラからイチモツを抜いたが、まだフル勃起したままだった。レイラは息を荒げて、その場に倒れこむ。レイラは何があったかわからないままイかされてしまった。
 カリンは衝撃的な光景に口をパクパクして思考がうまく回らない。同じく、レイラの侵される顔を目前で見る羽目になったユウも茫然としている。

「あ……あぁぁあああぁぁぁあああ、らめらめらめぇぇぇぇー!!」
 同じタイミングで、テンリの大きく喘ぐ声がプレイルームに響き渡った。リーはテンリに攻め入り、細長いマズルの三分の一を秘所に突っ込んでいる。
「いやぁ……あんっ、アンアアンァン……おっきい……うぅぐぐぅぅ……アァァァァ――!」
 同じく、指三本分が獣化して蹄と化した手で秘所に入れられていたコノハも大きな喘ぎ声を出してイッてしまった。
 各地で女性陣は男性陣にイかされる混沌とした事態になってきた。

ケモッ娘変身譚その9-65

「//////」
「//////」
 周りが激しい喧噪のなか、カリンとユウは以外に平和だった。お互いに恥ずかしがってキスすらもままならない。
「その……ハーフでも男の人はヒトの形したその……アソ……アソコなんや……」
 カリンが恥ずかしいが気になる様子で、ユウに向かって言った。
「う、うん。そうみたい……というか、ボクは初めてだからどうしたらいいかわからないよ」
 ユウは困っているようだ。勃起したナニもずっと起ったまま。しかし、その恥ずかしさには少し慣れてきた。
「え? 初めてって?」
「獣化するの……というか、ボク、お客なんだけど……」
「え?」
 ユウが何を言いたいのかわからない。カリンにはしどろもどろするユウが何だか可愛く見えた。
「あ、あの……その……えっとぉ……き、きき、キス……する?」
「え?」
 カリンからの急な提案にユウは驚いた。
「い、いや、いややったらええねん。み、みみみ、みんなやっとるから、うちらも……その……なぁ」
 カリンはユウの顔の方を見て言った。しかし、周りはその段階をとうの昔に終えている。カリン×ユウは一種の固有結界の中にでもいるかのように、ゆったりとした流れができていた。
「え? いや、嫌なわけ無いけど、そのボク……」
「う、うち、も初めてやから……」
「え?」
「しょ、しょしょ、処女やねん」
 カリンは思い切って言った。
「そ、そうなんだ……ボ、ボクも童貞……」
「え?」
 お互いに私情を話し合う。お互いが初めてだった。
「そ、そうか。ははっ、あははは」
「ははは、あはははは」
 お互いに笑い合う。幸せな二人組だった。
「童貞!?」
 しかし、ユウの告白を偶然、通りかかったレイラが耳にしていた。
「え?」
 後ろから聞こえた声に振り返ったユウは、レイラのほとんど毛に覆われていない裸体を目のあたりにして、心臓が急激に高鳴った。しかも、ローションの影響でテカテカつるつるに輝いている。グラマラスなその体形に、頭に血が上り、思わず、鼻血が出てしまった。
「んぐっ」
「あ、レイラちゃん……って血! 血が出とるやん!!」
「なぁ、君、童貞……あ、あれ? 女の子じゃなかった……?」
 絡み合うそれぞれの意見。場が混沌としてきた。
「ボクは男です」
「そうなんだ……へぇー、それで童貞……」
「は、はい……」
 レイラの問い掛けにユウが答えると、レイラは嬉しそうに笑った。
「童貞奪うのってなかなか思っているより機会が無いんだよね」
「え?」
 レイラがニヤリと笑う。ユウはその笑顔に恐怖を覚えた。
「いっただっきまーす!」
「え?え?」
 ユウは訳のわからないまま仰向けに押し倒される。カリンがポカンとしている間に、レイラがユウに馬乗りになろうとユウの体を跨ぐ。レイラが腰を降ろそうとしたその時、反射的にしっぽを丸めたユウのネズミのしっぽがレイラの秘所に入った。
「あんっ!?」
 レイラは予期せぬ奇襲に感じてしまった。
「あくぅっ!?」
 しかし、それはユウも同じこと。敏感なしっぽが締め付けられ、ビクッと体が感じてしまう。双方、ビクッビクッと体が反応した後……レイラが秘所からユウのしっぽを抜いた。
「はぁはぁ……やるわね、ビックリしたじゃない」
「はぁはぁはぁ……」
 ユウはしっぽを持たれて、感じてしまった。
「それじゃ、今度こそ……」
 レイラはキョウに本番は無しと否定したものの、すでに前言撤回しているらしい。
「え? え?」
 騎乗位で入れられる格好になったユウはただ初めてのことで戸惑うばかり。その時――
「あー! ストレスが溜まる! 無理だって、c.a.t.は成功しないのに実験続けるのかアァァ!」
 電話を終えた店長が戻ってきて叫んだ。何故か手には注射器を持っている。店長は自ら注射器を腕に差し、変身薬を打ちこんだ。
「はぁ……はぁ……思いっきり暴れたい気分だ……」
 変身薬を打ったその後、すぐに効き目が表れた。体が膨張していく。首がドンドン伸びる。耳がピンと起ち、さらさらとしたしっぽが生える。
「はぁ……はぃぃ……ヒヒイン……ヒヒッ」
 体が服を引き裂きながら大きくなる。鼻先が前に突きだし、目が左右に離れていく。髪が吸収され、代わりにたてがみが生えてきた。
 そう、店長はウマへと変身している。しかも、ハーフではなく、フルトランスだ。
「ヒヒッ、ハァハァ……ブヒュィ……ヒヒヒーン!!!」
 着ているものをすべて粉砕してウマにフルトランスした店長は一気にパカパカと駆け出した。
「初めは痛いかもしれないけど、すぐ気持ち良くなるから……」
 レイラが腰を降ろそうとした瞬間、衝撃のある何かに後ろから突き上げられた。
「あへぇぅ!!?」
 レイラはそのままユウに覆いかぶさるように前屈みになった。
「!?」
「あんっ、ああああああん、え? あぅあぅぁうあー!」
 ユウの目の前でセックスが始まった。局部の出し入れがモロに見える。あまりに唐突過ぎて、凝視せざるをえない。
 レイラは何に突かれているのかわからなくて戸惑っている。しかし、とんでもなく大きいのはわかる。カリンはユウ同様、急に現れたウマがレイラを犯し始めたことに驚きを隠せない。
「ヒヒぅ……ヒヒヒーン!」
 店長が変身したウマは鼻息を荒々しく立てて、レイラを突く突く突く。
「ああああああああああー!」
 レイラはいろんな感情が流れ、思わず涙が零れた。

ケモッ娘変身譚その9-64

 その頃、プレイルームの中では、男性陣の暴走が始まっていた。
「ひゃはははっ! ははっ……え? え? な、なにこれ……あ、あ、ああああぅぅぅん!! ハァハァハァ……ちょ、ちょっと、待っ……え、えぇ?」
 アリクイの舌で舐め回されていたテンリは今まで感じたことの無い感覚に驚いた。リーはついにマズルの先をテンリの秘所に突き入れ、秘所の中で上下左右舌を動かしている。
「あんっ、あんっ、ああああんっ、ハァハァハァ……動……くぅぅんっ……あはっ、いやぇ……ダメぇ……らめぇぇぇぇぇー」
 テンリの激しい喘ぎ声がプレイルーム内で響き渡る。通常なら、驚いて他の人が振り返ったことだろう。しかし、各々、テンリの喘ぎ声に驚いている場合では無くなっていた。

「ハァ……ハァ……僕も……興奮してきたよ」
「あぅんっ……へ?」
 コノハを秘所を舐めていたエツジが言った。
「もっと気持ちよくしてあげるよ」
 エツジはそう言うと、マズルをコノハの秘所から離し、代わりに蹄を近付ける。
「ハァ……ハァ……え? 蹄? いや、ちょっと、そんなおっきいの入らないですって」
「大丈夫、大丈夫」
 エツジはニコッと笑う。
 いやいや、指、一、二本ならともかく、蹄を秘所に入れようものなら、手の指全部入る算段になる。
「ちゃんと、ヒトの手に戻すから」
「ふぇ?」
 コノハが仰向けの状態でエツジを見ていると、蹄に亀裂が入り、ヒトの手に戻って行った。手だけがヒトの状態というのは、よく漫画などで描かれる獣人みたいだ。
「いくよ」
「ひゃぅ……」
 エツジがコノハの秘所に指を入れる。
「ハァ……ハァ……ァァァァアアアアー!」
 ゆっくりと動かしたかと思うと、急激に早くなった。
「いやああああああだっ、ら、らめぇぇぇええぇぇぇー!」
「オラオラ行くぜ!」
 エツジの口調が変わる。コノハの秘所を容赦なく弄る。こんなに激しいのは初めてだった。コノハは意識が飛びそうになって一気に潮を吹いた。
「ああん……」
「ふぃー……まずはこんなところで。ドンドン行くぞ!」
「はぁはぁはぁ……ひぇぇ?」
 コノハはキャラが急変したエツジに戸惑いを覚えるが、どうすることもできずにされるがままになってしまう。
「蹄系の動物に変身すると、こういうプレイもできるんだ」
「あんっ、あひゃぅ? んぇ? ナニ? え? あ、あ、あぁぁ、おっきくなってああああああああんっ!? 痛ッ……あぅあぅ」
 コノハは何が起きたのか理解できない。秘所がこじ開けられるような感覚に陥った。
「指をまんこの中に入れたまま獣化させてるんだよ! 指同士がくっつき合っているのがわかるだろう?」
 そう、エツジはコノハの秘所に指を突っこんだまま獣化させていた。指同士がくっつき始め、普通ではありえない動きをする。
「えぇぇ!? 無理ぃぃ……そんなぁ、そんなおっきいの入らないよぉ……」
 しかし、エツジは獣化を続ける。コノハは圧迫される秘所に少し痛みを感じた。
「痛ッ、はぁはぁ……無理矢理入れるのは……ちょっ痛い痛い……」
「くぅ~締まりがいいね……全部は入らないか……仕方ない。指三本と二本が分かれたままだけど、これでまたイかしてやるよ」
「ええぇぇぇぇぇ!? あ、いや、無理……え? 本当に……そのまま……いやっ、痛ッ……あぅあふぅあぅあああああああああー!」
 エツジは固くなった中途半端な蹄のまま、コノハの秘所で出し入れする。
 痛みと気持ちよさが混じり合い、コノハはヨダレや涙を垂らしてしまう。自分の周りはいろんな体液でびしょびしょになっていた。

 その頃、レイラも暴走するキョウを止められずにいた。
「いや、ちょっと、ああああぅあん!」
「はぁはぁはぁはぁ」
 サルはそこまでマズルが長くないので、わりかし、ヒトの状態と同じ感覚でできる。勢い余ってレイラの秘所を舐め回すうちに、二匹ともローションのプールに落ちてテカテカになっていた。
「どうだ? 気持ちいいだろ? あぁ……ヤリテェ……」
「はぁはぁはぁ……ダメやで、本番は禁止やから……」
「そんな堅いこと言うなよ」
「ハァ? お客にそんなことを求めたらどうなるか知ってるんか、お兄さん?」
「知らんなぁ」
 ずずいと大きなイチモツを引っ提げてにじり寄るキョウ。
「従業員で法を破った者はフルトランスさせられて×××されるって習わんかったんか?」
「今は店長いないしな」
「え?」
 キョウが不敵な笑みを浮かべる。レイラがまさかと思って見回すと……確かに店長は部屋からいなくなっていた。
「もっと気持ちよくしてやるぜ」
「まぢ……」
 レイラは嫌な汗を掻いた。どうもキョウとは相性が悪いらしい。欲望のままに滅茶苦茶してくるだけじゃないか。
「ほらほら、入れるぜ」
 キョウは自分のイチモツを片手で持っている。
「ちょ、ちょっと、まぢ?」
 キョウが野獣のようにレイラの秘所にイチモツを入れようとした瞬間――
「!? 痛ぇぇえぇぇぇぇえ!?」
 レイラはヒレと化した大きな両手でイチモツを思いっきり挟んだ。
「まぁまぁ、そんな焦りなよ。今度は私がお兄さんを気持ち良くしてあげるよ」
 レイラはキョウのイチモツを挟んだまま、両手で上下に動かし始めた。
「あがっ! おまっ、やめ……くぅっ……」
「ほらほらぁ! 気持ちよさそうな顔しているじゃないかい!」
 レイラはどんどん激しくする。ローションとアシカの肌が相まってよく滑る。キョウは異常なまでに感じてしまってその場を動けなくなった。苦悶に顔が歪む。
「いがぁ……」
「ドンドン激しくするよ!」
 レイラは積年の恨みを払うかのように激しくイチモツをヒレで擦る。
「ああああああっ、あっ……あぅっ……ん、ん……」
 キョウのナヨナヨしい声とともに、射精した。
「もう出たのかい? そんなんじゃAV男優も勤まんないよ! ほらほら、まだいけるだろう?」
「ちょ……はあはぁはぁああはぁ……ごめ……勘弁……」
 イッた後の男のあそこはものすごく敏感だ。それで擦られようものなら、激痛が走る。キョウはそのまま仰向けにローションプールの中に悶えたまま倒れた。
「ふんっ! 女を舐めるんじゃないよ」
 レイラはいい気味だと思って、そのままプールの中から出て行った。

ケモッ娘変身譚その9-63

 エツジがコノハの乳首をマズルで吸う。
「あんんん……」
 意識しだすと余計出るような気がする。
「んちゅぅ……」
 エツジはそのまま下半身の方へと吸いながら動いていく。
「ふぇっ?」
 ペロペロと秘部を舐め始めるエツジ。コノハはゾクゾクする感覚を堪える。
「声、出してもいいからね」
 エツジはコノハに優しく声を掛ける。
「は、はい……んはぁっ」
 エツジはピンポイントで攻めてくる。優男な雰囲気を醸し出しておいて、実はテクニシャンなのかもしれない……

「まぁまぁだな。流れ的にはこっちが言わずとも自然に秘部に向かっている……ん?」
 ピリリリ ピリリリ
「電話? ん!? この番号は……はい、店長です。はい、えっ……」
 ケータイ電話を取った店長はそのままプレイルームから席を外して外に出て行った。
「はい……ちょっと、今、研修中でね……実験がうまくいってない? そりゃそうだろう。マルチなんて所詮夢物語だよ。全生物の遺伝解析もまだ終わっていないというのに自由自在にあらゆる動物に変身できる薬なんて成功する訳があるはずないじゃないか。たぶん、僕らの生きている間に『生命の樹』は完成しないさ……え? マウスが十種以上に変身した? 激しい副作用? まぁ、当然だろうな……」
 店長はしばらく、電話の主と話を続けた。

 その頃、プレイルームの中では、男性陣の暴走が始まっていた。

ケモッ娘変身譚その9-62

 各自で試行錯誤して、ケモノ姿でキスをし合う。雰囲気が出ているところもあれば、もじもじしているだけのところもあり、いがみ合っているところもあれば、くすぐったさを耐えているところもあり。
「キスの感覚はわかったかな? 人間の時と違って、マズルが突き出ている動物になっている場合が多い。うまく顔を傾けてキスをするんだ。それじゃあ、女性陣を床に寝かせて、そのまま体を優しく舐めて」
 研修の対象が顔から体に移った。女性陣は店長の指示に従い、慣れない体で横になる。
「きゃぁっ!」
 その時、後ろをよく見ていなかったレイラは簡易プールの方に倒れた。
「イテテテ……もぉー! さっきからこんなのばっか! あたし、何か悪いことしたー……!?」
 レイラは思いっきり文句を言った後、自分の体にまとわりつく液体を見てただの水じゃないことを悟った。
「ちょっと、店長! これ、ローションじゃん!」
「ああ、そうだ。その方がプレイしやすいだろ?」
「いや……しやすいって言うかぁー……あーん、もうネバネバぁー」
 ローションプールに倒れたレイラはアシカの色も合わさってより官能的に黒光りしている。キョウはそんなレイラを見て、ゴクリと唾を呑んだ。
「それじゃあ、時間が押しているから、始めてくれ!」
 店長が時計を見ながら言った。あとどれくらい変身していられるのだろうか?
「それじゃあ、失礼しますよ」
 黒ヒツジのエツジがニコッと微笑み、チロッと舌を出して、仰向けになっているコノハの胸のあたりを舐め始めた。
「あぅ」
 エツジは変身をうまくコントロールし、蹄と手の中間的な前足でコノハをしっかり掴み、ポイントを突いてくる。
「パンダッ娘は僕としても触っていてふわふわして気持ちいいんだ」
「そ、そうなんですか?」
 パンダのハーフトランスは初めて。自分でも体がどう動くのかをちゃんと確認していないが、確かに、もふもふしているのはわかる。
「こことかどうだい?」
 エツジは蹄を変形させながら、コノハの乳首をいじってくる。エツジの蹄はひんやりとして固い。
「ちょっとこしょばいですぅ……はぁぁぅっ!?」
 コノハは話している最中、エツジはすかさず、コノハの乳首にかぶりついた。
「んっ、んっ」
 ペロペロと舌で乳首を転がす。コノハの顔の方を見ながら舐めるので、変に意識してしまって恥ずかしい。舐めていない方の乳首は、白いもふっとした腕の毛で擦ってられている。コノハは目を瞑った。

 その頃、カリンも周りの流れに乗って、仰向けに寝転んでみたものの、やはりもじもじしている。
 ユウもどうしたらいいものか迷っている様子だった。結局、さっきはお互いにもじもじしていたので、キスできなかった。しかし、ここは男としてやるべき時にはやれねばならない! ユウは何故か急に強気になってきた。
「あ、あのぅ……舐めます!」
「へ?」
 ユウはカリンにそう宣言すると、カリンを跨いで上に乗りかかった!!
「へ? へ? へ?」
 カリンはユウの突然の豹変ぶりにかなり動揺している。ものすごく顔が赤面している……ように見える。
 ユウはドキドキしながら、カリンの乳首を触った。
「ひゃぁっ!」
 カリンの大きな声にビクッとする。
「ご、ごめん」
「え、いや、そのぅ……」
 ユウがしょんぼりした顔になったので、カリンも何だか申し訳ない顔になった。少し進展はあったものの、二匹は他のペアよりたどたどしく研修を実施している。

「あはっ、こ、これはまたくすぐったあははっ」
 ペロペロと体をアリクイのリーに舐めまわされるテンリ。変幻自在に動くアリクイの舌が非常にこそばゆい。実際にアリが食べられるときはこんな感じなのだろうかと想像してみたり。しかし、爪はぐっとされると少し痛い。
「あんっ!?」
 テンリは急に大きく体を仰け反らした。
「え? ちょっと、もう? あ、あ、あふぃ」
 ビクッビクッと小刻みに体を震わす。体がより熱くなってくる。
 リーは勢いに任せてテンリの秘所を舐め始めた。チロチロと高速で動く舌が、これまで感じたことの無い感覚で体が震えてしまう。

「はぁ……はぁ……たまんねぇ」
「え? ちょっと、どうしたの……って!?」
 黒光りする艶めかしいレイラを見て、キョウの興奮は急上昇。理性と本能が天秤にかけられ、生物の本能がやや理性を上回った。その瞬間、キョウはレイラを再びプールの中に押し倒し、体中を舐めまわし始めた。
「いやぁ……あああんっ、ちょっと、お兄さあああああんっ」
 つるつる光るレイラの体。勃起した乳首を愛撫する。力強いキョウに押さえ付けられ、レイラはなされるがまま。
「いやあんっ……はぁ……はぁ……ひぃ……やんっ!」
 キョウは力強い吸引力で乳首からお腹を吸い回し、そのまま下へ下へと降りていく。ローションが体に絡み、キョウは巧みに滑って行く。
 キョウのもふっとした体の毛がしゅんと元気を無くしていくが、筋肉隆々の体が露わになってくる。この強引さとその立派な体付きを見ていると、何だか、レイラも少し興奮してきた。

「ちゅぱ、んくぅ……ん?」
「あぅぁう」
 コノハの乳首を舐めていたエツジは何か違和感を覚えた。乳首を吸うのを止め、上体を起こす。
「はぁ……はぁ……」
 コノハは受け身のまま火照った体で息をする。
「うーん……なんか、すごいおっぱいが張っているような……」
 エツジはコノハの乳首を見て呟いた。
「まさかとは思うけど……」
 エツジは蹄をヒト化させ、コノハの乳首の周囲をぎゅっと圧迫してみた。
「はぅぅぅぅっ!?」
 感じるコノハに呼応するように、ぴゅっと弾ける白い軌跡。
「コノハちゃん……お乳出るの……?」
 エツジは驚いた。
「はぁ……はぁ……えっ……?」
 エツジの言葉にはコノハも驚いた。
「ちょっと中断しよう。腰を起して」
 エツジはそう言って、コノハから離れる。コノハは息を整えて腰を起こした。
「自分で揉んでみて」
「は、はい」
 コノハは自分で乳首の周りを圧縮してみた。すると、つーっと白い液体が乳首から零れ落ちた。母乳が出たのだ。
「……本当や……」
 最近、性行為をした覚えは無い。
「何で……あっ……!」
 しかし、他の思い当たる節があった。
「まさか、あれのせいか?」
 コノハは以前、鷲田牧場でウシに変身した時、従業員に何度もおっぱいを絞られ、母乳が出たことがあった。
「……妊娠してる……の?」
 エツジが少し困惑した顔で聞いてくる。しかし、その可能性は考えられない。元彼とエッチしたのはもう一年以上前だ。
「妊娠はしてません……こういう……体質なんです……たぶん……」
「そうなの? そう言えば、妊娠していなくても母乳が出る人がいるって話、聞いたことがあるような……男も出る人いるんだっけ?」
「いや、そこまでは知りませんけど……」
「とりあえず妊娠していないのなら、安心したよ。どうしよう、続ける?」
 このままここで辞めるのも何だか申し訳ない気がしたコノハはコクンと頷いた。再び仰向けになり、エツジにリードしてもらう。
「それじゃあ、遠慮無く、お乳頂こうかな」
「あふぅ……」

ケモッ娘変身譚その9-61

 各自で四苦八苦しながら全員、服を脱ぎ終えた。
「少し時間かかったが……まぁ、これで研修を始められる体制が整ったな」
 店長は全員を見まわして言った。
 女性陣はレイラを除いて、体全体が獣毛に覆われているので、ヒトの♀特有の体のラインは凸凹あるものの、あまり裸であるようには見えない。しかし、レイラは獣毛の短いアシカに変身しているので、三人より、性的部位が際立って見える。レイラは秘所の毛を剃らない派のようで、その部分がヒトの名残を残していて、剃っていないよりもかえって艶めかしい。
 男性陣は全員、獣毛に覆われて、基本もこもこしているものの、よく見ると、股間の辺りがビクビクと小刻みに動いているのがわかる。女だった、変身過程でもイクことがあるが、男はイクところまではいかないらしい。しかし、フル勃起状態がずっと続いている。
「それじゃあ、男性陣の接待の研修ということで、まずはキスから始めようか。ペア同士で、男性陣が女性陣をリードして」
 研修ってやっぱりそういうものか……コノハは変身して何を研修するのだろうと思っていたが、やはりエッチなことをするらしい。これはカリンが見ものだなと、ちょっとワルく思ってみたり。
「それじゃあ、リードするよ」
「え?」
 コノハがあれこれ考えているうちに、パンダのコノハの顔の前にヒツジのエツジが鼻先を突いてきた。もこもこ黒ヒツジ。ヒトと動物の中間の顔立ち。何だかドキッとした。
「んくっ……」
 ケモノ同士のマズルが絡み合う。鼻先をペロっとされるとくすぐったい。
「舌……出して」
「はぃ……」
 鼻先に優しくキスをしてから、エツジは顔を傾けて、本格的にキスを始める。ケモノ顔になった二人は人間の時以上にマズルが突き出ているため、口を合わすが難しい。コノハがちょろっと舌を出すと、エツジがマズル全体で覆ってくる。体が寄せ合うと、ヒツジのもこもこ感を感じる。もこもこしたものにここまで近づいたことがなかったので、不思議な感じがした。
 エツジがちょっと後退すると、お互いの口先からヨダレがつーっと垂れた。エツジがニコッと微笑む。コノハもそれに応じてはにかんだが、何だかこの人はすごいという雰囲気を感じ取っていた。

「///////」
「///////」
 カンガルーのカリンとネズミのユウのペアはお互いに恥ずかしがって俯いているだけ。
「こらっ! ユウ! ちゃんとリードしないと!」
「は、はぃ……」
 店長に怒られたユウはカリンと向かい合う。カンガルー姿の女の子。そして自分はネズミに変身している。獣化に興味があったからといっても、まさか、こんなことになるとは全く予想をしていなかった。
「あ、あの……キ、キキ、キス……」
「えっ、あ、うん……」
 ネズミ顔のユウがカリンに話しかけてくる。相手が女の子だったら、そこまでは恥ずかしくないが、オトコの娘とわかった瞬間、カリンはものすごく恥ずかしくなってきた。しかし、ユウはどうしても女の子っぽく見える。
 カリンは妙に意識してもじもじしてしまう。これまで男の子とキスなんかしたことない。カリンがもじもじするのを見ると、何だかユウも恥ずかしくなってきて、つい、同じようにもじもじしてしまう。自然としっぽが股を通して内側に入れてしまう。
「うーん、まぁ、聞いた話じゃあ、初めてらしいから、ここはとりあえず様子見でいくとするか」
 店長はユウとカリンの様子を見て腕組をした。

「それじゃあ、キスするぞ」
「いいけど、何かイマイチ雰囲気が……」
「え?」
 アシカのレイラとサルのキョウが向かい合う。キョウはレイラにキスしようとしたが、レイラは微妙そうな顔をした。
「そんなことを言われてもなぁ」
 キョウはゴリゴリと頭を掻く。
「いや、いいんだけど……いや、でも何かお兄さんが相手だとイマイチ雰囲気が良くない……」
 レイラはどこか納得がいかないようだ。
「まぁ、細かいことは気にするな!」
「!?」
 キョウは強引にレイラの体を引き、キスをした。
「ん? あれ? ああ、そうか、マズルが突き出ているから普通にキスをしても口にはいかないのか」
 レイラの鼻先がキョウの口付けで湿る。
「うぅ……唾臭い……」
 レイラはヒレ化した片手で鼻先を拭く。
「すまん、すまん。今度は大丈夫だ」
「え? ちょ、ちょっと――」
 筋肉質であるキョウに引っ張られてはレイラはどうすることもできない。されるがままに二匹でキスをする。強引にキスをされて、レイラは息ができない。バンバンとヒレでキョウの背中を叩く。しかし、キョウは気付いていない模様。レイラはキョウから離れようとするが、キョウは強引に抱き合ったままで離れられない!
「んもぅー!」
 レイラはキョウのしっぽを両ヒレで思いっきり挟んだ。
「!!?」
 キョウはしっぽを立ててビックリして、レイラから離れた。
「イッテェー、な、なんだよ」
「はぁ……はぁ……それはこっちのセリフよ! そんな力入れてキスして、窒息死しちゃうじゃない」
 レイラは肩を上下させて思いっきり息を吸った。
「そうだぞ、キョウ。最初は優しく、だ。お客さんが強引なものがいいのかどうかは聞いてみないとわからない」
「はい……」
 二人はちょっと微妙な関係になった。

「いぐでぇぁー」
「う、うん……」
 アリクイのリーとチーターのテンリ。リーは少しさっきよりヒトの言葉を発音できるようになったみたいだ。しかし、アリクイとのキスってどうやればいいのかと戸惑いが生じてしまう。自分が口を開ければ確実にリーのマズルを食べてしまう図になってしまう。
「とりあえず、口先だけを合わせようか……」
 テンリがそんなことを呟いていると、リーが両腕を爪でそっと掴み、しゅるしゅると出入りする細長い舌でマズルを舐めてきた。
「ひゃぁっ!」
 これはくすぐったい。しかし、何と言う早い舌の動きのことか。リーは喜んでいる犬が舐めまわすみたいに、高速で舌を動かす。テンリは少し口を開けて舌を出した。すると、すかさずリーは舌を伸ばしてくる。大きさの違う舌が絡み合う。リーの方が舌を動かす自由度が高いため、テンリの舌の上を這うような形になる。
「あぅ」
 高速で動かされる舌にビクッと肩を震わせてしまう。これは今まで感じたことの無い感覚。くすぐったいのと気持ちいい感覚が混ざり合う。
「よしよし」
 店長はチラッと時計を見た。

ケモッ娘変身譚その9-60

 カリンが衝撃を受けているその時、チーターになったテンリとアリクイになったリーも全裸になろうとしていた。
「あがぁー、はぅー……」
 リーはヒト化してアリクイのマズルを縮めるが、なかなかうまくキープできない。
「な、なんか大変そうで……自分で脱ぎますよ」
 テンリはリーにそう言う。すると、リーはしゃべるのを諦めたのか、長い爪を器用に使って、テンリの服を脱がし始める。
「おっ、おぉ……」
 思っているいるよりもアリクイの爪の自由度は高いらしい。ヒトの指の様に動いている。しかし、テンリは自分の服が脱がされていることより、かなり気になることがある。それは……
「しゅひー、しゅひー」
 生き物のように口から出入りする細長いアリクイの舌だ。湿っていることもあり、なんだかエロく見えてしまう……
「あっ……」
 テンリがそんなことを思っているうちに、リーは器用にもテンリの羽織っていた服をすべて脱がし終えていた。
 そうなると、今度はテンリがリーの服を脱がす番。しかし……
「ぬ、脱がしますよ……」
「ふぃぎゅいー」
 こっちの意思は伝わっているようだが、向うの言うことはよくわからない。テンリはリーの上着を脱がせようと試みた。指が太くなり、肉球ができたぶん、服みたいな細かいものを引っ張るのは少し難しい。加えて、リーの場合は……
「えっとぉ……思いっきり上に向いてください……」
 鼻先が通常の動物より突き出ている分、上着が脱がせにくい。
「リー、そういう場合はすぐに、顔をヒト化させるんだ」
「ふぐぅー」
 店長がすぐに指導する。前回会った時と比べて随分スパルタになった気がする。
 と、リーはヒト化を始める。鼻先が少しずつ顔の方に縮まっていく。目の前でヒトの顔のなっていく様子を見るのは何とも奇妙な気分だ。
「あぐぅ……あ゛ー、あ゛ー」
 アリクイよりはマズルが短くなったが、ヒトよりは細長く突き出ている。色も肌色ではなく、灰色だ。
「そうそう」
 店長は満足そうに頷く。
「ふぎょぉっ!?」
「うわわっ!」
 リーのマズルがまた長くなり始めた。獣化を抑えるコントロールが安定してないらしい。テンリは伸びたり縮んだりするリーのマズルにどうしたらいいのかわからなかった。
「あぎゃー……早……く……」
「! あ、はいはい!」
 まだヒトよりマズルが突き出ているが、色も肌色になり、最も短くなったところで、リーの声が聞こえた。テンリは急いで、リーの上着を脱がせた。
「ふぅー、大変やなぁ、アリクイは」
 上着を脱がせ終えると、リーのマズルがアリクイの形へと伸びていく。わざとやっているのか自然にそうなるのかはわからないが、チラつく湿った舌がやはり気になる。
「それじゃ、下も行きますよ」
「ああ……」
「!」
 うまくしゃべれるようになったのか、テンリの声にリーが返したような気がした。
「うおぉ……下は下でしっぽがすごいボリューム……」
 テンリがパンパンに張ったリーのズボンを無理矢理降ろそうかどうしようか困っていると、しっぽのボリュームが減ってきた。リーが引っ込めようとしているようだ。
「あ、今なら脱がせられそう!」
 テンリがリーのズボンを一気に降ろす。
「あっ……」
 すると、パンツも一緒にずれてきて、目の前には男のナニが元気よく起っていた。どうやら、しっぽを引っ込める際、下半身までヒト化したらしい。
「えっとぉ……」
 見慣れているといえ、初対面のヒトのモノを見るのはやっぱり少し恥ずかしい。テンリが戸惑っていると、モサモサと下半身が獣毛で覆われていった。獣化っていろいろ便利だなぁと納得した。

ケモッ娘変身譚その9-59

 その頃、カンガルーのカリンとネズミのユウはお互いに恥ずかしがって未だもじもじしていた。
「/////」
「/////」
 慣れているコノハやテンリだったらまだしも、初めて会う女の子に脱がされるというのは……やはり恥じらいを感じてしまうカリン。
「あ、あの……脱がせて……その……いい?」
 ユウが控えめに聞いてくる。カリンの方が若干身長が高いため、ユウが見上げる感じになっている。カリンはそんなユウを見て、ドキドキしてしまった。
「え、ええよ……」
 いつまでも照れていては事が進まない。ユウはカリンのセーラー服を脱がし始めた。ユウはヒトの手に近いピンク色の前足でカリンのリボンを外す。カリンはユウのネズミのヒゲが首元に当たってこそばゆい。上着はすぐに脱がされたが、問題はスカートだ。カンガルーのハーフに変身したカリンは、下半身がぽってりとしているため、無理に脱がそうとすると、ショーツ同様、引き裂かれてしまう。
「……どうしよう」
 ユウはカリンのスカートを引っ張ってみたが、そのまま下げて脱がせるのは無理だろうと思った。しかし、上から脱がすにしても、腕や顔に引っ掛かりそうだ。
「ちょっと、待って……ヒト化してみるわ」
「え?」
 カリンはユウに言って、変身をコントロールするイメージを膨らませた。
 すると、地面に垂れている長いしっぽが徐々に短くなり始めた。
「んひゃぁっ! ちゃうって、引っ込めたいのはそこやない!」
 カリンは思っていたところと違うところがヒト化してきた。耳も小さくなってくる。
「あかんて、そこちゃう、うちが引っ込めたいのはお腹周りや!」
 ユウはキョトンと目を白黒させて、カリンの中途半端なヒト化を見ている。
「あうんっ……あ、あ、あ……そうそう、そこやぁ……」
 カリンのお腹周りのボリュームが引っ込んできた。しかし、育児のうはまだ形成されたまま。
「あぁのぉ……いまのうちに……脱がせてぇー……」
 カリンがビクビクしながら、ユウに言った。ポカンとしていたユウはそれを聞いて、ハッと我に返った。カリンが部分ヒト化している間に、スカートを下げる。
「ああんっ!」
「えっ、えっ?」
 カリンが大きな声を漏らした。ユウはその反応に動揺する。
「あはぁ……はぁ……気に……せんといてぇ……」
 獣化にしろ、ヒト化にしろ、変身中は体が敏感で感じやすいのだ。
「わ、わかった」
 スカートを下げると、肌に擦れてカリンはビクビク体を震わす。ユウは非常に気になってしまうが、何も考えないように努めてスカートを脱がし終えた。
「わぁっ!」
 すると露わになる、カリンの秘所。ショーツはレイラと変身している際に破れてしまったので、モロに見えてしまう。加えて、ヒト化はこの部分にも表れていた。
「え……毛が……/////」
 カリンの秘所を直視する形になったユウは顔を赤面させる。カリンの秘所は生まれたままの姿だった。
「んぐぅ……」
 しかし、ユウの心境に気付かないカリンは、部分的にヒト化した姿からカンガルーのハーフ姿に戻る。その過程で、つるつるの秘所も獣毛に覆われた。
「はふぅん……」
 ハーフに戻ったカリンの秘所からつーと液体が垂れてくる。
「!」
しかし、カリンは息を整えるのに精一杯で気付いていないようだった。
 初めて目にする女の子のそんな姿を見て、ユウは恥ずかしいのと同時に興奮してしまう。
「はぁ……はぁ……次はぁ……ユウ……ちゃんの番やぁ……」
「え? え?」
 部分ヒト化を試みて、恥ずかしさが吹き飛んだのか、カリンがユウに手を伸ばす。ユウは全裸の女の子に襲われているという妄想を必死に打ち消した。
「い、いいよ、ボクは……」
「なんでぇ? うちを脱がせたんやろ? 女の子同士やし、恥ずかしがらんでええやん」
 カリンの前足がユウに伸びる。
「え、いやっ、ボクは……」
 カリンはニヤッとしてユウのミニスカを器用に脱がし始めた。
「あぁ……ちょぉ……」
 ユウはカリンに強引に迫られて抵抗する意思を削がれた。なされるがまま、着ている服を脱がされていく……
「ほらぁ、ボタン全部外れたでぇー」
 カリンはユウを押し倒す勢いでボタンの外したミニスカと一体型になった服を左右に引っ張り……
「へ?」
 あり得ないものを見て、思考が停止した。
「だからボクは……」
 ユウが恥ずかしそうにぼそっと言う。
「おっ、おっ、おっ、おっ……」
 カリンは急激に赤面してきた。そう言えばユウはムネがまったく発育していないように見える。股間にギンギンに君臨するソレは……
「う、うそや……だって、スカート……」
 カリンは目にしているものが信じられない。
「/////」
 ユウはカリンに直視されて目を瞑る。しかし、興奮したソレはドンドン大きくなっていく。
「お……オトコの娘!?」
 そう、ユウは今に言う、女装男子だったのだ。
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