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「それじゃあ、男性陣はお客が入った心積もりで接待してほしい。疲れの溜まった女性陣の心も体もほぐすつもりで。本当は軽くお話をしてから、変身のエスコートをして、ようやくボディタッチを始めるだけど、そこは省略して、今は変身後という設定から始めよう。それじゃあ、もうお互いに全部服は脱ごうか。男性陣は女性陣の羽織っている服を全部優しく脱がせてあげて」
店長が男性陣に指導する。
「そんじゃ脱がすぞ」
サルに変身したキョウがレイラの羽織っている服を脱がそうとする。
「こら、キョウ! そんな言葉使いじゃダメだ。女の子が強引プレイを望んでいない限り、最初は優しく言葉を掛けてあげなければならない」
「……はい」
リーは早速、店長に怒られて少し不機嫌になった。
「ふぃー、あぎゅー」
アリクイに変身したリーがチーターになったテンリの羽織っている服を脱がそうとしているが、うまくしゃべれていない。
「こら! リー! どんなケモノになってもちゃんと話せないとダメだ。どうしても無理な場合は少しヒト化してキープするんだ」
「ふぎぃ……」
店長の指摘を受け、リーは少しヒト化を始めた。長細い口が少し縮んでゆく。
「/////」
「/////」
カンガルーに変身したカリンとネズミに変身したユウは女の子同士、恥ずかしがってもじもじしている。
「こら! ユウ! 初めてだろうけど、今は研修中だ。割り切ってやってくれ」
「は、はい……」
ユウは店長に怒られてちょっと凹んだ様子。チラチラと視線を外しながら、カリンの着ている服を脱がせ始める。
「えぇーっと、自分で脱いだ方がいいですよね? 蹄ですし」
パンダに変身したコノハは黒ヒツジに変身したエツジに聞いた。
「いえいえ、それなら問題ないですよ」
「え、でも……」
蹄では服を脱がせることは不可能だと思う。しかし、エツジはコノハの羽織っている服に手……いや、蹄をかける。すると、エツジはごく自然に蹄を微妙にヒト化させた。
「!」
エツジの蹄に割れ目ができ、指の面影が現れた。固い蹄がやんわりと折り曲がる。
「これなら問題ないでしょ?」
エツジはニコニコと微笑む。
見事な変身コントロールだ。部分獣化、部分ヒト化は慣れていないとかなり難しいと聞いている。コノハ自身、部分的に変身させることはまだできないでいるのに。
「ふむ、エツジ君は特に問題はないか」
店長は目配せして、的確にダメ出しする。
「店長ー、手足、大きくなり過ぎて服、脱げないんですけどぉー」
サルのキョウがアシカのレイラの服を脱がそうとして四苦八苦している。意外に不器用なのかもしれない。しかし、面倒臭くなって、服を引き千切ろうとする危険性を孕んでいる。
「それだったら、部分的にヒト化させたらいい」
「いや、それは難しいじゃん」
「練習、練習。何事も挑戦するのが大事だ」
「うぅー……でも服着たままってのも嫌だからなぁ。自前の服だし」
レイラはブツブツと文句を言ってから、部分ヒト化に挑戦し始めた。
「サルのお兄さん、私、まだ変身のコントロール慣れていないから、変な姿になってもごめんやで」
「お、おう」
レイラは床に座り、集中してヒト化を始めた。肥大化した色黒のヒレの手が少しずつ小さくなる。同様に、肥大化した足も小さくなっていく。
「んんんー」
レイラは眉間に皺を寄せて変身をコントロールしようとしている。少しずつ少しずつ手足が小さくなり、指と指の膜も縮み、指の間が割れ始める。
「ハァハァ……お兄さん、今のうちに脱がせてっ」
「わ、わかった……」
レイラが手足を部分的にヒト化している間に、キョウは急いで服を脱がせていく。
「あぁうん!」
レイラがビクッと体を震わせた。コントロールがうまくいかず、マズルが少し縮み、目の周りが肌色に戻った。
「集中しろ、レイラ! 変身をコントロールするにはイメージが大事だ」
店長がゲキを飛ばす。
「はぅぅぅ……」
やはり不器用なのか、キョウはあたふたしながら、上着を脱がせた。ぽろんとおっぱいがこぼれる。それも、乳首の周りだけが肌色に戻って勃起していた。
「下も早くぅぅ……はぁはぁ……」
レイラは今の状態のキープを試みる。しかし、体のあちこちがヒト化してしまう。
「お尻をあげろ!」
「こら! 上げてください!」
キョウが荒い言葉使いをすると、店長が厳しく指摘する。
「お尻を……上げてください……」
「はんぐぅぅ」
キョウがレイラのショーツを脱がす過程で、レイラの小さなしっぽを触った。
「あぁぁぁあぁんっ」
変身中は一番敏感。時に、ヒトが本来持ち得ない部位を触られると感じてしまう。しかし、キョウはサルになったおかげで指が太くなっており、レイラの小さなアシカのしっぽに気付かなかった。
「もぅ……はぁはぁ……」
レイラの体はドンドン、ヒトに近づいていく。肌色の部分が多くなってきた。耳も大きくなり始める。
「よし、全部脱がせたぞ……脱がせ終わりました……よ……」
キョウは敬語が慣れないらしく、ぎこちない。
カリンが喜びそうなヒトとアシカのハーフがさらに混沌と混ざり合った姿のレイラは、ヒト化するイメージを止め、今度は獣化する方に集中させた。すると、みるみる間に肌色の肌に小さな色黒の小さな毛が生える。
「はぁはぁ……くぅぅぅ……こんなことで、出ちゃうとは……」
レイラの秘所の近くが濡れていた。
「服はプレイの邪魔にならないように、どこか端っこに避けておいてくれ」
店長がレイラに言う。
「はーい……はぁー、お兄さん、あたし、ハーフじゃ動きにくいから、代わりに服を置いてきてくれへん?」
「わかった……わかりました」
今は男性側が女性側をエスコートする逆風俗。男性側は常に献身的でないといけない。
「そうそう」
今の対応には店長もご満悦だった。
それはまた難儀なものだと思う。獣毛に覆われていない動物に変身したヒトはモロに見えるというわけだ。女の子も出るものは出るわけで男の子のことを言えたわけではないが。
「レイラ、持ってきたぞ」
店長が戻ってきた。
「え? 持ってきたぁ~?」
店長は部屋に入るなり、持ってきた何を地面に置き、足でシュコシュコ踏みながら膨らませ始めた。一同はそれをキョトンと見る。
数分後……
「できた。プールだ」
「え……」
店長が膨らませたものはビニールでできた簡易プールだった。よく小さな子供が水遊びに使うアレを大きくした感じ。ちょうど大人二人分が中に入れそうだ。
「そんなに大きなものはつくれないから、これくらいでちょうどいいだろう」
「あ、はい……」
店長は一仕事終えたような顔でレイラに微笑みかける。レイラはやや困惑しつつも仕方がないという風な感じで返事した。
「それじゃあ、研修を始めようか」
いろいろドタバタとしていたものの、ようやくその研修というものが始まる。場の流れに飲み込まれながら、結局、コノハ達は男性達の相手をすることになった。
「それじゃあ、ペア同士近くにー」
店長の指示で、男女ペアになる。初めて会う異性なので、お互いに少し恥ずかしい。しかし、相手はお互いケモノ。不思議な感じがする。
「ボク……本当に動物に……」
ユウが目を白黒させている。自分がネズミに変身したことがまだ信じられていないようだった。コノハはそんなユウが男の子側のクジを引いたことに疑問を持っていた。
「うわぁー、アシカのハーフって、すっごい歩きにくいぃー」
レイラは肥大化した足で立って歩きにくそうだった。
「僕も二足歩行は難しいなぁ」
エツジが蹄になった足で器用に立っている。
「ぐおぅ……むごぉ……あ゛ーあ゛ー」
アリクイになったリーは口が小さいためか、しゃべりにくそうだ。
全員がケモノになった自分の体を思い思いに動かし、周りの人……いや、ケモノと見比べている。
「店長~、アシカって、水に浸かっていなきゃダメとかないの?」
「それはない。あー、でも……ちょっと待ってて」
店長はレイラにそう言って部屋を出て行った。
「コノハぁー!! もふもふしてええ? ええよな? もふもふさせろやー!!」
カリンが唐突にそう言いながらコノハに抱き付いてきた。
「うわっ、来んといて!」
コノハはカンガルーのバネを利用してジャンプしてきたカリンの跳躍を紙一重で避けた。
「ぐふぅ」
カリンはコノハが避けたのでそのままコノハの横を通り過ぎ、その先にいたもこもこしているエツジに抱き付く形になった。
「おやおや、元気な子だね」
黒ヒツジのエツジが微笑む。
「あぁっ、すんません! あっでももふもふ……」
「あはは、面白いね、カリンちゃんは」
エツジがそう言って、突っ込んできたカリンを体から引き離そうとした瞬間、カリンがすごい勢いで後退した。
「あ……あぁ……/////」
カリンは見てしまった。白いもこもこしたヒツジの毛の奥に、ギンギンと張った黒いイチモツを。これ以上限界はないというくらい勃起していた。カリンは赤面しながら、こそこそと近くにいたテンリの後ろに隠れる。
「な、なんや、カリン?」
「うち……うち……」
心の準備ができていないままに男のナニを見てしまったカリンは一人で恥ずかしがっていた。
その様子を見て、エツジは少し困った顔をしながら言った。
「起ってしまうのは仕方ないんだよ。女の子が獣化中に潮を吹いてしまうのと同じように、男性の場合は起ってしまうんだ」
この説明でカリンが恥ずかしがっている理由が周りの人にはわかった。