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カリンが衝撃を受けているその時、チーターになったテンリとアリクイになったリーも全裸になろうとしていた。
「あがぁー、はぅー……」
リーはヒト化してアリクイのマズルを縮めるが、なかなかうまくキープできない。
「な、なんか大変そうで……自分で脱ぎますよ」
テンリはリーにそう言う。すると、リーはしゃべるのを諦めたのか、長い爪を器用に使って、テンリの服を脱がし始める。
「おっ、おぉ……」
思っているいるよりもアリクイの爪の自由度は高いらしい。ヒトの指の様に動いている。しかし、テンリは自分の服が脱がされていることより、かなり気になることがある。それは……
「しゅひー、しゅひー」
生き物のように口から出入りする細長いアリクイの舌だ。湿っていることもあり、なんだかエロく見えてしまう……
「あっ……」
テンリがそんなことを思っているうちに、リーは器用にもテンリの羽織っていた服をすべて脱がし終えていた。
そうなると、今度はテンリがリーの服を脱がす番。しかし……
「ぬ、脱がしますよ……」
「ふぃぎゅいー」
こっちの意思は伝わっているようだが、向うの言うことはよくわからない。テンリはリーの上着を脱がせようと試みた。指が太くなり、肉球ができたぶん、服みたいな細かいものを引っ張るのは少し難しい。加えて、リーの場合は……
「えっとぉ……思いっきり上に向いてください……」
鼻先が通常の動物より突き出ている分、上着が脱がせにくい。
「リー、そういう場合はすぐに、顔をヒト化させるんだ」
「ふぐぅー」
店長がすぐに指導する。前回会った時と比べて随分スパルタになった気がする。
と、リーはヒト化を始める。鼻先が少しずつ顔の方に縮まっていく。目の前でヒトの顔のなっていく様子を見るのは何とも奇妙な気分だ。
「あぐぅ……あ゛ー、あ゛ー」
アリクイよりはマズルが短くなったが、ヒトよりは細長く突き出ている。色も肌色ではなく、灰色だ。
「そうそう」
店長は満足そうに頷く。
「ふぎょぉっ!?」
「うわわっ!」
リーのマズルがまた長くなり始めた。獣化を抑えるコントロールが安定してないらしい。テンリは伸びたり縮んだりするリーのマズルにどうしたらいいのかわからなかった。
「あぎゃー……早……く……」
「! あ、はいはい!」
まだヒトよりマズルが突き出ているが、色も肌色になり、最も短くなったところで、リーの声が聞こえた。テンリは急いで、リーの上着を脱がせた。
「ふぅー、大変やなぁ、アリクイは」
上着を脱がせ終えると、リーのマズルがアリクイの形へと伸びていく。わざとやっているのか自然にそうなるのかはわからないが、チラつく湿った舌がやはり気になる。
「それじゃ、下も行きますよ」
「ああ……」
「!」
うまくしゃべれるようになったのか、テンリの声にリーが返したような気がした。
「うおぉ……下は下でしっぽがすごいボリューム……」
テンリがパンパンに張ったリーのズボンを無理矢理降ろそうかどうしようか困っていると、しっぽのボリュームが減ってきた。リーが引っ込めようとしているようだ。
「あ、今なら脱がせられそう!」
テンリがリーのズボンを一気に降ろす。
「あっ……」
すると、パンツも一緒にずれてきて、目の前には男のナニが元気よく起っていた。どうやら、しっぽを引っ込める際、下半身までヒト化したらしい。
「えっとぉ……」
見慣れているといえ、初対面のヒトのモノを見るのはやっぱり少し恥ずかしい。テンリが戸惑っていると、モサモサと下半身が獣毛で覆われていった。獣化っていろいろ便利だなぁと納得した。